
キヤノンが、Cinema EOSシリーズのC80、C400、C50、C70、そしてEOS R5 C向けに新たなファームウェアアップデートを公開しました。今回のアップデートは、先日一部情報が先行して報じられていたもので、複数のモデルに新機能や互換性改善、動作安定性の向上が含まれています。
特にCinema EOS C80とC400には「Cinema Exposure」と呼ばれる新機能が追加され、画作りの表現力がさらに広がると見られます。一方、Cinema EOS C50は新機能こそないものの、互換性向上と動作安定性の改善が図られています。また、Cinema EOS C70とEOS R5 Cについても、バグ修正や互換性アップデートに加え、R5 Cにはいくつかの小さな機能更新が施されています。
この記事のポイント
- Cinema EOS C80とC400に新たな「Cinema Exposure」モードが追加。
- CINE-SERVO CN30×40 IAS J/R1 (RF)およびJ/P1 (PL)レンズとの互換性をCinema EOS全対象機種で強化。
- Cinema EOS C400にズーム位置に応じたゲイン補正機能「Auto Exp. Ramping Comp.」を実装。
- EOS R5 CでRAWクリップ再生時にレンズ補正(歪みなど)が可能に。
- 各モデルで動作安定性の改善と各種バグ修正が実施。
Canon Cinema EOS ファームウェアアップデート詳細
Canon EOS C80 (v1.0.7.1)
- 「Custom Picture」に加え、新たなキャプチャーモード「Cinema Exposure」が使用可能に。
- 「Cinema Exposure」使用時に、ISO感度に応じたダイナミックレンジバランスの調整が可能に。
- CINE-SERVO CN30×40 IAS J/R1 (RF)およびJ/P1 (PL)レンズとの互換性を追加。
- スロー&ファストモーション記録中に「S&F External Audio Output」機能を追加。
- 動作安定性を向上。
Canon EOS C400 (v1.0.7.1)
- 「Custom Picture」に加え、新たなキャプチャーモード「Cinema Exposure」が使用可能に。
- 「Cinema Exposure」使用時に、ISO感度に応じたダイナミックレンジバランスの調整が可能に。
- CINE-SERVO CN30×40 IAS J/R1 (RF)およびJ/P1 (PL)レンズとの互換性を追加。
- ズーム位置に応じたカメラ内でのゲイン補正機能「Auto Exp. Ramping Comp.」を新規追加(7種類のレンズに対応)。
- スロー&ファストモーション記録中に「S&F External Audio Output」機能を追加。
Canon EOS C50 (v1.0.5.1)
- CINE-SERVO CN30×40 IAS J/R1 (RF)およびJ/P1 (PL)レンズとの互換性を追加。
- 動作安定性を向上。
Canon EOS C70 (v1.1.4.1)
- CINE-SERVO CN30×40 IAS J/R1 (RF)およびJ/P1 (PL)レンズとの互換性を追加。XCプロトコル使用時のT値表示の問題を修正。
- FTPサーバー接続に干渉する可能性があった問題を修正。
- 動作安定性を向上。
Canon EOS R5 C (v1.1.3.1)
- CINE-SERVO CN30×40 IAS J/R1 (RF)およびJ/P1 (PL)レンズとの互換性を追加。
- カメラが水平になった際のレベルインジケーターの色を変更。
- メディアモードでのRAWクリップ再生時にレンズ補正(歪みなど)を有効化。
- FTPサーバー接続およびUSBスマートフォン認識に関する問題を修正。
- 動作安定性を向上。
編集部コメント
今回のキヤノンによるファームウェアアップデートは、Cinema EOSシリーズの広範なモデルとEOS R5 Cに及び、多くのユーザーにとって注目すべき内容です。特にCinema EOS C80とC400に追加された「Cinema Exposure」モードは、よりきめ細やかな画作りを可能にし、映像クリエイターの表現の幅を広げるでしょう。また、C400の「Auto Exp. Ramping Comp.」機能や、EOS R5 CにおけるRAWクリップ再生時のレンズ補正対応は、制作現場での効率性やクオリティ向上に直結する実用的な改善と言えます。
全対象機種でCINE-SERVO CN30×40 IASシリーズレンズへの互換性が強化されたことは、プロフェッショナルな映像制作における機材選択の柔軟性を高めます。さらに、各カメラで動作安定性の改善やバグ修正が図られたことで、ユーザーはより安心して撮影に臨むことができるでしょう。これらのアップデートは、キヤノンが映像制作現場のニーズに応え、製品の継続的な進化を目指していることを示しています。
本記事は海外メディアで公開された情報を参考に、日本向けに内容を整理・要約しています。
参考記事:Canon Releases Cinema EOS Firmware Updates: New Features for C80, C400, C50, C70, and R5 C
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