
キヤノンは2024年6月にRF 35mm f/1.4L VCMを皮切りに、ハイブリッドレンズの新ライン「VCMシリーズ」を展開しました。これまでに5本のレンズがこのシリーズに追加されており、以前から85mm f/1.4L VCMよりも長い焦点距離のレンズがもう1本加わると報じられていました。
これまで、その焦点距離は105mmまたは135mmが有力視され議論されてきましたが、最新の情報によると、次に発表されるVCMシリーズのL単焦点レンズは「RF 105mm f/1.4L VCM」となる可能性が高いと報じられています。これがVCMシリーズの最後の単焦点レンズになるとも伝えられており、多くの期待が集まっています。
本記事では、この噂されるRF 105mm f/1.4L VCMがどのようなレンズになるのか、そしてVCMシリーズの魅力や特徴について、海外メディアの情報をもとにご紹介します。
この記事のポイント
- CanonのVCMシリーズL単焦点レンズとして、RF 105mm f/1.4L VCMの登場が報じられています。
- このレンズはVCMシリーズの最終モデルとなる可能性があると伝えられています。
- 85mmよりも長い焦点距離で、ポートレートや風景撮影における被写体分離と背景ボケが期待されます。
- VCMシリーズは、コンパクトなサイズと高速AFを両立させるため、歪曲収差の計算補正を採用しています。
- 正確な発表時期は不明ですが、年内発表の可能性も示唆されています。
Canon RF 105mm f/1.4L VCMの登場か
キヤノンが次にRF 105mm f/1.4L VCMを発表し、これがVCMシリーズのL単焦点レンズの最終モデルとなると複数回報じられています。もし実現すれば、ラインアップに加わる非常に魅力的なレンズになるでしょう。
焦点距離は85mm f/1.4L VCMよりもわずか20mm長くなるだけですが、生み出す描写、特に背景のボケ味は大きく異なるとされています。風景や都市のシーンで被写体を際立たせるための焦点距離として優れており、ストリートスナップで被写体に近づくことに抵抗がある方にとっても、優れた選択肢となり得ると筆者は述べています。
RF 135mm f/1.4L VCMの可能性は低い?
一方で、焦点距離135mmでf/1.4のレンズが登場する可能性は低いと見られています。VCMシリーズの重要な設計革新の一つは、他のVCM単焦点レンズと同程度のサイズに抑えることであるため、135mm f/1.4のような大口径レンズをそのサイズに収めるのは困難だと考えられています。
また、既にRF 135mm f/1.8L IS USMが存在していることも要因です。キヤノンが、既存のレンズよりも小型でさらに明るい135mmレンズを投入するとは考えにくいという意見もあります。
VCMシリーズの魅力と「計算補正」について
VCMラインの単焦点レンズは、その性能とサイズ感から高く評価されています。筆者自身もRF 14mm f/1.4L VCM、RF 20mm f/1.4L VCM、RF 50mm f/1.4L VCM、RF 85mm f/1.4L VCMを所有しており、特にRF 20mm f/1.4L VCMは最もお気に入りであると語っています。
VCMシリーズのレンズに関して、キヤノンが歪曲収差の処理に「計算補正(computational correction)」を採用していることに、誰もが賛同しているわけではありません。しかし、これにより高速オートフォーカスが可能なL単焦点レンズとして、最適なサイズを実現していると筆者は指摘します。
計算補正に抵抗があるという意見はもっともな批判ですが、その影響は広角レンズでより顕著であり、50mmや85mmのレンズではそれほど目立たないとされています。また、実際に歪曲収差を目にすることなく撮影できる工夫も凝らされています。構図決定のためにEVF内で補正された画像を確認でき、Lightroomなどの編集ソフトウェアにインポートする際も、補正プロファイルをシームレスに適用できるため、実用上の問題は少ないと説明されています。
発表時期の可能性
正確な発表時期は不明であるとされていますが、第4四半期(Q4)の発表も十分に理にかなっていると考えられています。確実な情報が出るまでは大きな購入決定を控えるべきですが、この可能性に興味を持つことは何ら問題ないと記事は結んでいます。
編集部コメント
キヤノンが展開する「VCMシリーズ」は、大口径F1.4の明るさを持ちながら、コンパクトなサイズと高速なAFを両立させた意欲的な単焦点レンズラインです。今回噂されているRF 105mm f/1.4L VCMは、このシリーズの集大成として登場する可能性があり、その描写力、特にポートレートや風景における被写体の際立ちと豊かな背景ボケに大きな期待が寄せられます。歪曲収差に計算補正を用いるというアプローチは評価が分かれる点ですが、それによって得られる機動性と実用性の高さは、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。今後の正式発表が待たれます。
本記事は海外メディアで公開された情報を参考に、日本向けに内容を整理・要約しています。
参考記事:Why the Rumored Canon RF 105mm f/1.4L VCM Could Be the Ultimate Portrait Lens of 2026
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